不同意わいせつ罪で逮捕された東京国税局の男性職員が2025年3月25日、不起訴になった事が報じられました。
悪質で卑劣な行為を行ったにもかかわらず不起訴という結果に。
今回はわいせつ罪で逮捕された国税局職員の男が不起訴になった理由を考察してみました。
国税局職員の男は何をした?時系列で説明
2024年12月、東京メトロ日本橋駅の構内にある女性用トイレで面識のない20代の女性に無理やり、わいせつな行為をした疑いで逮捕された、東京国税局に査察官として勤務する35歳の男。
ここで簡単に事件当日から逮捕、不起訴までの時系列をご説明しますね。
事件当日から不起訴までの時系列
- 東京メトロの日本橋駅構内の女子トイレの個室に、犯人の男が午後8時頃から女子トイレに潜む
- 被害者の女性がトイレに入ったのを確認し、個室を出て女性のいる個室の鍵を開ける
- 数分間にわたり、20代の女性の体を触る
- 犯人は女性に抵抗され、現場から逃走
- 女性から事情を聴いた駅員が110番通報
- 防犯カメラの映像などから犯人が見つかる
- 犯人は当初「身に覚えがない」と供述するも、最終的に事実関係を認める
- 「5円玉を差し込んで鍵を開けて侵入した。女性に触りたかった」などと供述
東京地検は今月25日付で不起訴処分とする
卑劣な犯行詳細
東京メトロの日本橋駅構内の女子トイレの個室のドアはスライド式で、被害者女性は鍵をかけてトイレを利用していました。
犯人の男は
外から鍵の下部にある縦約1センチメートルのくぼみに5円玉を差し込み、時計回りに90度回転させ、解錠した
可能性が高いと考えられています。
災害や個室の中で事故が起きた際、外から解錠するための装置の仕組みを知った上での卑劣な犯行。
実に計画的な犯行とも言えます。
国政局職員の男が不起訴になった理由
とてつもなく卑劣な犯行を行った犯人の男ですが、逮捕から1カ月もたたないうちに不起訴処分に。
さらに、国税局の職員を務めるというこの犯人の男の、
不起訴処分の理由は明らかになっていない
ことから、疑問の声が上がっています。
一体なぜ、わいせつ罪で逮捕された国政局職員の男が不起訴になったのでしょうか?
推測理由①:示談が成立?
わいせつ罪で逮捕された国税局の男が不起訴になった推測理由①つ目は、示談が成立したことです。
被害者と加害者の間で示談が成立し、被害者が処罰を望んでいない
という姿勢が確認された場合、検察は起訴を見送ることがあります。
この国税局職員の男職員の場合も、被害者との示談があった
のかもしれません。
推測理由②:情状酌量?
わいせつ罪で逮捕された国税局の男が不起訴になった推測理由②つ目は、情状酌量です。
東京国税局職員という職業背景が影響する
ことも考えられます。
社会的地位や職業に応じた事情が考慮され、情状酌量がなされた
可能性も。
今回、不起訴のニュースが報じられた際も「東京国税局の男性職員」とされていることから、解雇されたりしておらず現職であることが分かります。
推測理由③:証拠不十分?
わいせつ罪で逮捕された国税局の男が不起訴になった推測理由③つ目は、証拠不十分です。
犯人の男が、被害者女性の個室に押し入るところまでは防犯カメラで映し出されていたものの、個室の中で起きた事までは映っていない
ことから、証拠不十分となったとも考えられます。
十分な証拠がなく、起訴に至るだけの確固たる証拠がないと判断された
可能性があります。
まとめ
今回はわいせつ罪で逮捕された国税局職員の男が不起訴になった理由を考察してみました。
いづれにせよ、卑劣な犯行を犯した男がのうのうと国税局で働いているかと思うと、複雑ですね。